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  • 『J-Milano』 vol.13 Apr.2008 「ストレスは風呂で解消」はミラネーゼも同じ

    ストレスには全く無縁で脳天気な国民と思われがちなイタリア人だが、実は商業都市ミラノに住む人たちの生活のスピードは速く、仕事はハード。下手すると東京人と同じくらいストレスフルな生活をおくっているかもしれない。その上、イタリア人は本来そんなリズムには慣れていないので、余計ストレスには弱いし人一倍病気が心配で、意外に健康オタクでもある。ゆえに当然のごとくミラノには癒しを求める人が彷徨い、スパブームは年々盛り上がっている。

    市内には個性豊かな様々なスパがオープンしており、例えば、ローマ帝国時代の公共浴場をイメージした「アクア・カルダエ」、ハマムをイメージしたエキゾチックなインテリアに、レストランやカフェも人気の「モレスコ」、インテリア雑貨のブランドとして絶大な人気を誇っている「ハビッツ・クルティ」のミラノで一番新しいショップ内に、フラワーショップと共に併設されているスパなど、それぞれが個性あるサービスとお洒落なインテリアで、どこも大人気のスポットとなっている。または「ホテル・プリンチペ・サヴォイア」の最上階で、ミラノの街を一望できるロケーションにある超ゴージャスなスパ「クラブ10」のような、泊り客だけでなくビジターも利用可能な高級ホテルのスパを利用して、つかの間のVIP気分を楽しむ人もいる。

    さてそんな中、昨年11月にはまた話題のスパがオープンした。それが「テルメ・ミラノ」。何といってもこのスパの売りは、雰囲気抜群の1900年代アール・デコ建築の建物をそのまま利用した、ミラノで最大の3000㎡の巨大スパであること。施設は効用別に火、地、水、風の4つのリラックスルームや、各種サウナ、ジャグジー、ファンゴ、など30種以上のコースが用意されている。これらの施設を専属トレーナーがより効果的に利用するためにガイドをしてくれるサービスもある。巨大スパの強みで、ミラノの中心にある他の多くのスパと違い入場だけなら事前の予約もいらないので、忙しくてなかなか予定のたたないミラネーゼたちが思い立ったときに来ることができるという利点も。また、一回入場すれば時間制限なしで滞在できるので、週末に朝からここにやってきて1日中、ひらすらリラックスに徹する人も多いようだ。

    さらに要予約、別料金でアンチストレス、指圧、アーユルベーダなど各種マッサージの利用も可能。ちなみに現在は地下のラボラトリーで特別浄化される水を使用しているが、将来的には系列スパである、フランスのプレ・サン・ディジェの温泉水を運んでくる予定だとか。

    日本では、仕事のストレスをサウナで解消というサラリーマン諸兄、またはエステ通いで疲れを回復というOLが多いが、意外とミラノも状況は似たりよったりといえようか。