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アクタス小物バイヤーお薦めの食器で、食欲の秋を楽しもう!

  食欲の秋に向けて、アクタスオリジナル和食器の新作が揃いました。
今年のアクタスオリジナル和食器のテーマは“北欧と和の融合”。
日本古来の技術を使って、北欧のアンティーク食器のような風合いを実現しています。
静かながら存在感のある和食器は、盛り付ける料理をよりおいしく見せてくれるはず。今回は、アクタス小物バイヤーによる秋のお薦めメニューと共に、新作和食器をご紹介をします。 
      
  ■TOKUSAシリーズ
世界でトップクラスのクオリティと技術を誇る有田焼を、アクタスがプロデュース。

 

「TOKUSA」とは、有田焼伝統文様の「十草」のモチーフから名づけました。洗練されたフォルムは有田焼だか らこそ。素材は世界的にも上質と言われている「天草陶石」を使用しています。極限まで追求した薄さと軽さは、400年もの間継承され続けてきた職人の技術によるもの。そして、削り出しのラインは「掻き落し」と呼ばれる伝統技法で、すべて職人による手仕事なのです。 

 

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写真下/ 大鉢や平鉢は、キノコのクリームパスタやおでんにおすすめ!

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産地 有田
焼き 有田焼
電子レンジ ○
食洗機 ○
オーブン ×

 

     

 

    ■LINEシリーズ
形・絵付け・釉薬の全てにおいて、新しい表現を追及した美濃焼。

 

LINEシリーズは、自由な発想で盛り付けを楽しむことがコンセプト。
針葉樹をイメージしたデザインを取り入れて、微妙な線の長さや、濃淡に味わいが出るように工夫しています。
食材の温かみのある彩りをを引き立ててくれるモノトーンのシリーズ。
長角皿、平皿、鉢形など、バリエーションも豊富なので、組み合わせることで楽しい食卓を演出してください。 

 

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 写真上/w12.7cmのボウルはお鍋の時の取皿として。w19.5cmのボウルに肉じゃがはいかがでしょう。

写真下/旬の秋刀魚をおいしくいただける長皿は、w27.9cm。

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産地 岐阜県瑞浪市
焼き 美濃焼
電子レンジ ○
食洗機 ○
オーブン × 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

      

 

■HAKEMEシリーズ
北欧のような温かさを持つ美濃焼

 

ひとつひとつ職人の繊細な手仕事で描かれる刷毛目の模様が、どこか北欧食器のような温かみを感じさせてくれます。使いやすい形状と価格も手頃なので普段使いにお勧めのシリーズです。

 

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秋の味覚の炊き込みご飯は、ぽってりとしたお茶碗でどうぞ。

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産地 岐阜県土岐市
焼き 美濃焼
電子レンジ ○
食洗機 ○
オーブン ×

     

  

 

 

 

 

 

   

 

ミラノサローネニュース2008 Vol.4【パーティ編】

サローネ期間中、ミラノ市内では各種イベント、パーティーが開催されるのは毎年の恒例です。
ここからは我々が訪れたそれらのスペースをダイジェスト版でご紹介します。

「 Molteni&C 」


事前情報でも記しましたが、今年はショップ前の公道を完全封鎖して、路上パーティーが催されました。
振舞われた本場イタリア料理を求め、700名程度の人で賑わった初日の夜でした。


「 Fritz Hansen 」


市内に新しくオープンしたフラッグシップ・ストアーで催されました。ここでは今回新作を発表されました。
写真右/ピエロ・リッソーニ先生を発見!

「 kvadrat 」

デンマークのファブリックブランド・クヴァドラ社の新作は、
アルフレッド・ハベリによるキッズファブリック。
夜消灯すると蛍光塗料のコウモリが飛んだりします。
「 Skin by Jean Nouvel at Ferragamo produced
by Molteni & C」


モンテナポレオーネのフェラガモショップで、
Molteni&CのSKINソファを展示。

「 Glas Italia 」


エットーレ・ソットサスの遺作となったGlas Italiaの作品を、
ピエロ・リッソーニが展示計画を行った会場。

「 ELLEDECO PARTY 」


世界24カ国のELLE DECOが行った、
「ELLEDECO INTERNATIONAL DESIGN AWARDS 2007」の各部門グランプリ受賞作品発表のイベント。
推定2000名程度の参加があったようです。

「 Patricia Ulquiola 」

今回彼女は、ドイツRothental社から57アイテムにも及ぶテーブルウェアーを発表しました。
4年間にも及ぶ壮大なプロジェクトは、日本文化の影響を受けたという素晴らしいコレクション。

ミラノサローネニュース2008 Vol.3

「Fritz Hansen/the EGG by TalR 」

フリッツハンセン社のエッグチェアーをアルネ・ヤコブセンが
デザインしたのが1958年。
そう、ちょうど今年が50周年にあたるのです。そこで同社はそれを記念して、あのTalRに依頼した、
50脚のスペシャル・エッグチェアーをサローネに合わせ、
市内10コルソ・コモで展示しました。

彼は語ります。
『格調高いデンマーク・デザインのシンボルとも言えるこの椅子と、大衆カルチャーの代表であるパッチワークとの融合が、私をこの仕事の虜にしたのだ。』
この熱い男、TalRは、1967年イスラエル生まれ。コペンハーゲンで活動の傍ら、欧州各地で教鞭をとっています。


「Molteni&C」


毎回会期中は大勢のビジターで溢れ、なかなかゆっくり見ることができないモルテーニブース。
新作商品だけ、速報でご紹介します。

ミラノサローネニュース2008 Vol.2

「GlasItalia/32年前の倉俣史朗デザインが登場!」

アートディレクターにピエロ・リッソーニが就任しており、
高度なガラスの加工技術を用いた
テーブル・シェルフ・ミラーなどを得意とする
ブランド・グラスイタリア社。
ピエロ・リッソーニが手掛けた会場の中でも、
一際目立っているのが、
倉俣史朗デザインのブックシェルフとサイドテーブル。
(左上写真はブックシェルフ)
なにしろ1976年に考案されたこのシェルフ、
1台作るのに手作業で3日かかるそうです。


「porada/高度な加工技術によって生まれた美しい家具」


「世界でもっとも美しい木の家具」と呼ばれるイタリア・ポラダ社。
今年はウッドに特化したデザインが多く、ホワイトラッカー仕上げも流行の一つです。


「fasem/ファセム×パトリック・ノルゲ」


パトリック・ノルゲによるBEND(一番左の写真・白)とREST(右から2番目の写真・黒)。
新作もさることながら、ブースのディスプレイもイケてます。

ミラノサローネニュース2008 Vol.1【予告】

「世界初!男性向けキッチンを発表します!!」

2年に一度、ミラノサローネと併催される
キッチン見本市(ユーロクッチーナ)。
システムキッチンの最高峰であるドイツ・ポーゲンポール社が
今年のユーロクッチーナで発表する新作「P’7340」は、
ポルシェデザインとのコラボレートで生まれた
世界初男性向けキッチンです。
「欲望のためのオブジェ」と名づけられ、
今までにない新しいライフスタイルを提案するこのキッチンは、
今年のユーロクッチーナで最も注目を集めるキッチンになるでしょう!

「モルテーニ&Cで過ごす、ミラノの贅沢な夜」

ミラノのシンボル、ドゥオモに近い場所に位置する
ヨーロッパのハイクラスブランド、
モルテーニ&Cのフラッグシップショップ。
ミラノサローネに併せて開催するショップイベントの内容が圧巻!
また、店内では、ミラノ・スカラ座オーケストラメンバー8名による
室内楽コンサートを開催。
ハンネス・ヴェットシュタインによる新作ソファにゆったりと座りながら、
心地良い音楽を聞く・・・こんな贅沢なパーティの模様も、
レポートでお届けします。

iittala ショップオープン!


 

  1881年創業の長い歴史を持つiittalaは、ガラスを中心とした食器、調理用品からインテリア雑貨まで幅広いデザインを発信しているブランドです。
世界50カ国以上で販売されており、単独ショップの展開は世界に30店舗。アクタス新宿店・横浜店・京都店に、それぞれ日本で5・6・7店舗目のiittalaショップがオープンしました。
 
そこで今回の「バイヤーおすすめ情報」では、小物雑貨担当のバイヤーTがiittalaの魅力をご紹介いたします!
   
   
■iittalaは毎年デザイナーと共に新しいデザインや形状が発表しています。このテーマに基づいた商品構成は、普遍的なデザインの中に“今らしさ”を感じるセンスの良さがあり、iittalaが愛され続ける理由がここにあります。
  さて、ここ数年のiittalaのテーマは、against breakthrough(使い捨てに反する)とcombination(組み合わせ)。今年のテーマカラーであるターコイズ×ブラックの組合わせはもちろん、ベージュ×グリーン、ホワイト×ライトブルーの組合わせも素敵です。
このような世界観を体感し、また自分でもゆっくりと楽しみながら選ぶことができることが、このショップの楽しみ方の1つではないでしょうか。
  ■2008年のテーマカラーは、ターコイズブルーとブラック。日本人は白い食器を普段使いとして愛されていますが、黒い食器はフォルムを美しく見せ、モダンな食空間にもスタイリッシュに取り込んで頂けます。
またターコイズブルーと組み合わせることで、今らしさを感じさせるコンビネーションが表現されています。
  このトレンド を表現する商品ラインナップとして、ターコイズには定番のグラス「カルティオ」「アイネアルト」、昨年より新作で登場している「オテ」。ブラックには生産中止となっていた「パラティッシのブラック」、マリメッコの柄を陶器に印刷した「ボットナのブラック」、昨年発表して人気の高かった「アイカのブラック」。またカイ・フランクデザインのセラミック食器の「ティーマ」や、ボーダーデザインが特徴の人気商品「オリゴ」にもブラックが登場しました。
*これらの新色を表現した商品はイッタラショップでの先行販売をしております。
 
■iittalaショップは、このような普遍的なデザインをカラーの組合わせで楽しめるショップです。
また、ここ最近コレクターも増えてきている「バードシリーズ」に関してもいち早く新作を紹介しております。
国内でも数少ないiittalaの世界が凝縮されているショップへぜひ脚をお運び下さい。

 
■バイヤーTのおすすめ商品!

 

  iittalaの一番のお勧めは陶器のシリーズ「TEEMA」。他ブランドの食器と比べても決して安くはありませんが、10年以上使い続けている愛用品。同じ種類を重ねるとコンパクトに収納出来るので、毎年のように登場する新色は、組み合わせを考えながら買い足しています。
 
またあまり知られていないのですが、カップ&ソーサーのソーサーはプレートと同じ形状なので、コーヒーと一緒に、チョコやデザートをソーサーに添えて使えます。
  そしてグラスアイテムの中で一番のおすすめは、昨年発表された新作「OTE」。最初はズッシリとした重さが気になりましたが、使い出すと手のフィット感がクセになります。
 
iittalaのアイテムは長い歴史があるので、「実家に置いてあったな」とか、「母が今も使い続けています」など、そんな言葉をよく聞きます。”機能がデザインに宿る”この言葉を実現している食器というのは非常に少ないものです。それが、iittalaの良さの一つなのだと思います。

『J-Milano』 vol.15 Jun.2008 青空市と

ヨーロッパを旅していると、しばしば見かけるのが青空市。
蚤の市、朝市など、日本ではもうあまり見かけなくなった路上マーケットが、ヨーロッパでは今でも市民の生活の一部として重要な役割を果たしている。それは田舎だけでなくミラノのような都市でも同様。ミラノの街中でも、ゾーンによって曜日は違うが、1つのゾーンに週1~2回のペースで定期的に朝市が立つのが普通だ。そのために道路を閉鎖することになるので、当然のごとくその付近には交通障害を引き起こすことになるが、それでもかたくなに続けられている。朝市では食料、日用雑貨、洋服など市民の日常生活で必要なものがお値打ちな価格で売られているので、その地域のおばちゃんたちで賑わっている。

この青空市で一番有名なのがパピニアーノ通りで火曜と土曜に開かれるもので、幹線道路の中央分離帯にある駐車場部分で大々的に行われている。通常この手の市は午後2頃には終わってしまうのが普通だが、土曜日のパピニアーノは夕方まで開かれていて、この地域以外の人たちもたくさん訪れる。



一方、もっとイベント的な要素を持った市も多い。昔のミラノの雰囲気があり、唯一運河が残っているミラノ南部のナビリオというゾーンは、いまやお洒落なお店やアーチストが集まるゾーンとして有名だが、この運河沿いで毎月最終日曜日に骨董市が開かれる。長く続く運河に沿って、ハイレベルの西洋骨董、東洋骨董からヴィンテージの洋服、ガラクタまで、さまざまなものを扱う屋台が延々と並ぶ姿は圧巻。
ゆえに日曜の恰好のお散歩コースとしてミラネーゼからとても親しまれている骨董市だ。いや、ミラネーゼだけでなく、これを目当てに遠くからやってくる人や観光客も多く、いまや観光名所のひとつと言ってもよいかもしれない。ただの散歩やひやかしだけではなく、部屋のインテリアにアンティークをミックスするのが好きなイタリアのリッチ層が、真剣なまなざしで物色している姿もよく見かけるし、サングラス、時計、古い雑誌や本、切手、コイン、ウエッジウッドのイヤープレートなど、単独アイテムを扱う屋台もいくつかあるので、レアモノ探しをするコレクターたちが出店者たちと熱心に語り合っていることもある。



このナビリオ運河では年に一度、花&フード市、アート市なども行われている。花市は通常4月半ばの日曜に行われ、骨董市同様に運河に沿って、花や観葉植物を扱う屋台や、ワインや食材などの屋台がいっせいに並ぶ。一方、アート市のほうは5月中旬の日曜で、アーチストたちが絵画やオブジェなどを運河沿いで展示販売する。さらにポルタ・ジェノバ駅近くの倉庫跡地で毎土曜に開かれるフィエラ・セネガリアという市(アクセサリーや洋服、古着の屋台などが多くて若者に人気)やブレラ付近で土曜に行われる骨董市なども有名だ。さらに、クリスマス前~年始にかけてなど特別な時期には、メルカンテ通りなど街の中心に贈り物用の市場が立つ。

『J-Milano』 vol.14 May.2008 今年のサローネが提案したのは インテリア、ファッション、そして・・・。

毎年恒例、4月中旬に行われる、インテリアとデザインの国際見本市「サローネ・デル・モビーレ」。ミラノで開催されるたくさんの見本市のなかでも「サローネ」が特に市民に愛されている理由は、期間中街中で一般にも公開される様々なイベント「フォリ・サローネ(外サローネ)」を楽しめるから。お祭り騒ぎが好きなイタリア人がコレを見逃す手はない。というわけで。今年は開催期間の半分以上が悪天候に見舞われたにも関わらず、過去の記録を更新する集客数だったとか。


このサイトの過去記事にも、ミラノの二大産業であるファッションとデザインが様々なコラボレーションを繰り広げてフォリ・サローネに出展していることについて触れたが、今年もこのタッグは相変わらず好調。中でも目立ったのが、ブティックのインテリアやショーウィンドーにオブジェや家具をコラボレーションするブランドが多かったこと。今年初参加のフェラガモは、モルテーニ&Cの2008年 RED DOTアワード優勝作品のソファを店内のインテリアに。

モルテーニ&Cは、ヴィヴィアン・ウエストウッドのショーケースも飾ってコラボレーションを行っており、ファッション界から大モテの様子。大モテメーカーと言えば、カルテル。昨年カルテルとコラボレートをしたモスキーノでは、今年もカルテルの椅子“GHOST”を店内に展示。ブルマリンはカルテルのランプ“BOURGIE”を、Dスクエアは同メーカーの椅子“7人の小人”を使って、それぞれショーウィンドーをデコレーションしていた。またドルチェ&ガッバーナが行ったイベントでも、ショップを設計したラヴィアーニのデザインによるカルテルのランプが展示されていた。

他にもジャスト・カヴァッリがアレッサンドロ・チッフォによるシリコンアートを店内に飾ったり、来シーズンから有名建築家やデザイナーによってショーウィンドーを装飾することが決定したトッズが建築家の作品を店内に飾るなど、挙げればキリがない。

一方、ボッテガ・ヴェネタ、ミッソーニ、フェンディなどホームラインを持つ大御所ブランドは当然、この機に新作を発表したが、新顔にも見所が。今年からホームラインを発表したジュリアーノ藤原は、日本のブランドらしく寿司を振舞ってイベントは大盛況。ミニマルなデザインも好評の様子だった。また目立ったのが、サローネ期間中にオープンしたヴェルサーチのホームラインブティック。ガラス張りで店内全てが見渡せるショップは、それ自体が展示品のようであった。

さてオープニングで大きな話題をさらったのが、サローネの時期に合わせてリニューアルオープンしたカフェ・トラサルディ。設計は“垂直庭”を世界中の都市に展開するボタニックアーティスト、パトリック・ブランで、スカラ座の真横に位置するトラサルディ本社に、緑の壁が登場した。

これはエコ対策の一環として、植物による空気清浄や酸素造成のために街中に緑を育てるのが狙いだが、この「エコロジー」というテーマは、サローネ全体の裏キーワードでもあるようだった。

毎年「フォリ・サローネ」の目玉イベントを開催するフォリ・サローネ・オーガナイザーである建築雑誌INTERNI主催イベントでも「GREEN ENERGY DESIGN」と称したリサイクル素材やエネルギー造成、またエネルギー節約へのメッセージを狙った建築デザインがテーマだったし、エコ素材を使ったデザイン展示や新作を発表するメーカーが多くみられた。


今回はお祭り騒ぎだけではなく、人々にエコロジーを考える機会も与えてくれたサローネであった。

『J-Milano』 vol.13 Apr.2008 「ストレスは風呂で解消」はミラネーゼも同じ

ストレスには全く無縁で脳天気な国民と思われがちなイタリア人だが、実は商業都市ミラノに住む人たちの生活のスピードは速く、仕事はハード。下手すると東京人と同じくらいストレスフルな生活をおくっているかもしれない。その上、イタリア人は本来そんなリズムには慣れていないので、余計ストレスには弱いし人一倍病気が心配で、意外に健康オタクでもある。ゆえに当然のごとくミラノには癒しを求める人が彷徨い、スパブームは年々盛り上がっている。

市内には個性豊かな様々なスパがオープンしており、例えば、ローマ帝国時代の公共浴場をイメージした「アクア・カルダエ」、ハマムをイメージしたエキゾチックなインテリアに、レストランやカフェも人気の「モレスコ」、インテリア雑貨のブランドとして絶大な人気を誇っている「ハビッツ・クルティ」のミラノで一番新しいショップ内に、フラワーショップと共に併設されているスパなど、それぞれが個性あるサービスとお洒落なインテリアで、どこも大人気のスポットとなっている。または「ホテル・プリンチペ・サヴォイア」の最上階で、ミラノの街を一望できるロケーションにある超ゴージャスなスパ「クラブ10」のような、泊り客だけでなくビジターも利用可能な高級ホテルのスパを利用して、つかの間のVIP気分を楽しむ人もいる。

さてそんな中、昨年11月にはまた話題のスパがオープンした。それが「テルメ・ミラノ」。何といってもこのスパの売りは、雰囲気抜群の1900年代アール・デコ建築の建物をそのまま利用した、ミラノで最大の3000㎡の巨大スパであること。施設は効用別に火、地、水、風の4つのリラックスルームや、各種サウナ、ジャグジー、ファンゴ、など30種以上のコースが用意されている。これらの施設を専属トレーナーがより効果的に利用するためにガイドをしてくれるサービスもある。巨大スパの強みで、ミラノの中心にある他の多くのスパと違い入場だけなら事前の予約もいらないので、忙しくてなかなか予定のたたないミラネーゼたちが思い立ったときに来ることができるという利点も。また、一回入場すれば時間制限なしで滞在できるので、週末に朝からここにやってきて1日中、ひらすらリラックスに徹する人も多いようだ。

さらに要予約、別料金でアンチストレス、指圧、アーユルベーダなど各種マッサージの利用も可能。ちなみに現在は地下のラボラトリーで特別浄化される水を使用しているが、将来的には系列スパである、フランスのプレ・サン・ディジェの温泉水を運んでくる予定だとか。

日本では、仕事のストレスをサウナで解消というサラリーマン諸兄、またはエステ通いで疲れを回復というOLが多いが、意外とミラノも状況は似たりよったりといえようか。

『J-Milano』 vol.12 Mar.2008 デザイン首都ぶりを見せつけたミラノ、ではファッションは・・・?

ミラノにまたまたやってきたコレクションシーズン。以前もご説明したとおり、「ミラノコレクション」といわれるものは、春夏、秋冬の2回発表され、それをメンズ、レディスでそれぞれやるので年に計4回ある。つまり、単純に12÷4=3というわけにはいかないにしろ、大体3ヶ月に1回のペースでこの季節が巡ってくるわけである。そういうわけで、また巡ってきた今年のミラノレディスコレクションは2月16日から24日に開催、例によってファッションショーや展示会やイベントなどで、すでに2008-9年の秋冬のコレクションが発表された。

このコラムでもコレクションについてしつこく紹介し続けてきたのは、通常、この時期にファッション関係のイベントやショップオープンなどのビッグニュースがたくさんあるからなのだが、今回のコレクションシーズンに関してはイマイチ大きなネタが少なかった様子。この期間中にはお約束としてブランドブティックが続々ニューオープンするのだが、今年はそれもやや少なめ。その中で光を放ったのが、「アントニオ・マラス」と「ロジェ・ヴィヴィエ」のミラノ路面店のオープンだ。前者は「イッセイ・ミヤケ」のデザイナーも勤めるカリスマ的人気のデザイナーだが、彼の待望のオンリーショップが、サントスピリト通りに誕生した。以前このコラムでも紹介した「バレンシアガ」や「マローニ」のブティックができて最近ホットな通りだ。一方、後者は伝説的シューズブランドの復活で、日本にも最近上陸して話題になっているブランド。一流店目抜き通りであるモンテナポレオーレ通りとスピガ通りを結ぶサンタンドレア通りに誕生した。またリニューアルオープンではあるが、スピガ通りのトッズのブティックもやっと改装工事を終えて、この時期にお披露目。普段はコレクション中のプレス用プレゼンテーションを他の場所でやるところを、あえて今回はブティックで行った。

今年はコレクション時期にたくさん企画される、ファッションに絡めたアート関係のイベントもやや少なめで、イタリアファッション協会協賛のトラサルディ財団による「PETER FISCHLIとDEVID WEISSの回顧展」や、「女性のアート」展のイベントが行われていた程度。

なんとなくこれでは物足りないので、お口直しにもうひとつアートがらみの話題で、昨年12月にオープンした、ミラノ初のデザインミュージアムについて触れておこう。「ミラノトリエンナーレ」というデザインと建築関係の複合施設については、先日、東京の「汐留イタリア」でも「トリエンナーレTOKYO」なる展示が行われているようなのでご存知の方も多いと思うが、その「トリエンナーレ」のなかに「トリエンナーレ・デザインミュージアム」が誕生した。ミケーレ・デ・ルッキが設計を手がけた大きな吹き抜けを利用した印象的な作りは、まさにミュージアム自体がそのままデザインの極み。こけらおとしの会場デザインを映画監督のピーター・グリーナウエイが担当するなど、話題性も満載でオープン。先日ミラノでは「ブルーノ・ムラーニ」展が行われて大盛況だったことにも見られるように、人々は工業デザインをアートとして楽しんでいる。このような形で、イタリアンデザインを常設で閲覧できるミュージアムができたというのは、デザインキャピタル・ミラノにとって、実に大きな意味をもつものといえるだろう。

『J-Milano』 vol.11 Feb.2008 ミラノの日本ブーム、ますます本気

ニューヨーク、ロンドン、パリなど世界の大都市に日本食ブームが起こったのはいまや遠い昔の話。
これらの都市ではすでにジャパニーズフードもすっかり定着し、今さら話題にするほどのこともないのだが、いつも世界のトレンドからは微妙に遅れをとるミラノに日本食ブームがやってきたのはここ4,5年のこと。ご多分に漏れず、最初はトレンドに敏感な業界筋の方々か、ときどきいる日本好きイタリア人しか行かなかった日本食レストランにも、最近では普通の人たちも足を運ぶようになってきた。
となると、見逃さないのが中国人。昨日まで中華料理店だった店が、ある日突然看板だけ換えて、「RISTORANTE GIAPPONESE(日本レストラン)」になっている、ということはしばしば。店に入っても、当然スタッフは中国人ばかりなので、オーダーはなぜかイタリア語ですることになってしまう。さすがに最近はメニュー等の可笑しな日本語、例えば小さい「つ」(=「っ」)が普通の「つ」になっている(「いらつしあいませ」等の)初歩的な間違いはないものの、デザートにバナナのフライだのライチだの、いかにも中国風のものがあったりするのは当たり前。まあ、それでもいいのだが、問題はメニューには寿司、天婦羅など限られたものしかない事、そしてその寿司も寿司飯が柔らかすぎたり、寿司ネタがマグロとサケしかなかったりすることで、我々日本人はしばしば失望させられる。

かくして、今ではミラノにもかなりの数の日本食レストランが存在するのだが、実は大部分はこんな店だった。しかし、このところ日本勢の盛り返しで、日本人オーナー、または日本人の板さんによる“本当の”日本食レストランのオープンブームが起こっている。
中でも一番信用できるのは、日本でも料理人としてキャリアを積んできた板さんのいる店(実はイタリアにきてからやっつけで寿司職人になる日本人も多いのだ)。例えば「OMAKASE」(Via San Fermo)は、日本でも料理人として経験を積み、ミラノでも長く老舗日本食レストランで働いてきたオーナーシェフが日本人の奥様と満を持してオープンした店。いわゆる”日本のお惣菜“が盛り合わせになった日替わりの前菜ミックスがお薦め。酒の品揃えもいいので、飲んで軽くつまむだけでもいい、アットホームな店だ。

一方、3週間先まで予約が入らないといわれている、業界人好みのゴージャス系ジャパニーズ「ZERO」(Via Magenta)も、オーナーは日本での料理人経験あり。ミラノでも日本食レストランで働いていたところをかの「NOBU」に引き抜かれ、その後この店のオープンに関わった。こちらはレストランのインテリアからメニューに至るまで、ゴージャスを極めていて、どちらかというと東京のお洒落な和食バーという感じかも。また、去年の末、オープンしたばかりの「KUSHI」(Via Morosini)は、この店の経営のために日本から拠点を移したオーナーによる、気配りとリサーチの行き届いた店作りが自慢。メニューは店名になっている看板料理の串焼き、串揚げを初め、ミラノの日本食レストランではなかなか食べられない、寿司以外のメニューも充実している。

旅行でミラノに来て、話の種に妙な日本食でも食べてみようかという、マゾ的趣味のある方は別として、旅の間の回数の限られた一食ゆえにおいしいものを食べたいもの。かなり素敵なミニマルテイストでインテリアがなされた中華系日本食レストランも多いので、お店選びには十分なご注意を。

『J-Milano』 vol.10 Jan.2008 ミラノの健全なお正月とは?

先月、イタリアのクリスマスシーズンには、人々はプレゼントを買いに走り、ディナーに燃え、狂乱状態になるという話をした。そこで、今回はその狂乱の後のお話。

大晦日~年明けのイタリアは日本ほどのお祭りムードはない。前回も触れたように、長期休暇の取れるリッチ層は、山へスキー、暖かい南の島へ避寒、のんびりとクルージングなど旅行に出かけ、街に残る人は、大晦日には年越しパーティなど、何かしらのイベントに参加すべく奔走する。大晦日には友人とプライベートでパーティを開く人も多いし、オールナイトイベントのあるクラブなどに繰り出す人もいる。また街の広場で開かれる無料ライブイベントなどに参加する人もいる。0時になるとスプマンテをあけて乾杯し、花火が打ち上げられる。また、個人的に爆竹をならす輩は必ずいるが、今年は取締りがさらに厳しくなり、大晦日前にかなり手入れが入った様子(とはいえ、実際のところは結構激しくやっていたようだが)。ちなみにアルコールに関しても、午後2時以降販売禁止の取締りが厳しくなっており、どんどん羽目を外せなくなっているのがイタリアの現状である。またミラノに関しては、いつもドゥオモ広場でライブイベントが行われていたが、今年はテロの心配だとかで開催されず、スクリーンだけが設けられるというなんだかお粗末な状態。ローマやリミニでは大掛かりなイベントをやったというのに、ちょっとなさけなくはあるまいか?

一方、年が明けると元旦はみんな前日の疲れのせいかだらだらと過ごすが、日本のようにテレビの正月番組が充実しているわけではなく、テレビ局も働きたくないのか映画ばかり(それも古い)。することのない人たちは、正月映画(大抵、この時期はお約束としてくだらないお笑いイタリア映画が何本か公開される)を見に行くので、この時期の映画館は常に満席だ。または街の中心にこの時期だけ立つ特設市を覗く人たちや、ドゥオモ広場やスフォルツェスコ城などで、子供向けのイベントなどに顔をだすファミリーも。ちなみに今年は、ドゥオモ広場には子供たちが絵や工作など体験創作ができるテントが、スフォルツェスコ城にはミニ人工スキー場が開設され、話題になっていた。

そして基本的には2日から仕事初め。上記のようなリッチ層には、6日のエピファニア(通称ベファーナ)があけてから仕事復活という人もいるが。さて、このエピファニアというのは宗教上では“キリストが生誕12日後に異邦人に対してご公言をした日”であるが、現実には子供のお祭りとして知られており、ベファーナという魔女がよい子にはプレゼント、悪い子には炭を靴下の中に入れてくれるといわれている。よって子供たちはクリスマスに続いてプレゼントをもらい、よい子も悪い子も炭の形をした砂糖菓子を食べるのである。

実際のところはこの日が正月明けのような感じで、ミラノの場合、ベファーナ明けの7日からセールが始まるということもあり、この日から街にぐんと活気が戻る。このところの不景気で、人々は普段は我慢に我慢を重ね、セールを心待ちにしているので、ここ数年のセールの盛り上がりぶりは大変なものである。かつて円が強かった頃、一流ブランドショップの前にオープン前から日本人の列ができた時代があったが、いまやセールでは、モンテナポレオーネ通りの各所に早朝から列を作るイタリア人達が。時代は変わった・・・。

『J-Milano』 vol.9 Dec.2007 財布の紐もボディラインも緩む、イタリアのクリスマス

ヴァチカンのお膝元ゆえに、敬虔なカソリックの国として知られているイタリアでは、当然、クリスマスは1年で最も重要な行事である。宗教的に重要なのはもちろん、一家で祝う行事として日本のお正月のように大切な日である。とはいえ、真実を言うと今の若者はさほど信心深くもなく、クリスマスイヴの日も教会のミサにさえ行かないほどだが、表向きはやはり今でも宗教的行事は重要で、その最高峰は否が応でもクリスマスなのだ。そしてこの美食の国では、当然のごとく宗教的行事には必ず料理がつきまとうわけで、信心深いかどうかはさておき、この部分だけは総国民正しく参加するのが現代イタリア祭事情なのである。

イタリアではよく「クリスマスは家族と、イースターは誰でも好きな人と」といわれる。クリスマスは日本の正月、正月は日本のクリスマスのようなもの、と言えばイメージがつかみやすいかと思うが、とにかくクリスマスは家族と過ごすものなのだ。伝統的には母家に親戚一同が集まって、クリスマス用の特別料理を作ってランチをするのだが、最近はイタリアでも大人数のクリスマス料理を準備するのは大変だということで、クリスマスランチをレストランで済ませる家族も多い。いずれにしても、前菜、プリモ2品、セコンド2品、デザート(クリスマスにはパネトーネかパンドーロ)…というメガランチが当たり前。

ちなみに基本的にはカソリックの国の場合、キリストの生誕を待つ24日のイヴは身を清めるための断食の日とされるので、肉は食べずメインは魚。一方、25日当日は肉が解禁とされているようだが、地方によっても違うし、最近のイタリアでは2日連続でクリスマス料理をやる家庭も少ないようだ。なんといっても、飲めや食えやが延々3~4時間は続き、食べ終わったら夕方…。これはさすがのイタリア人でも体力がもたない。そして、体重も気になる。とはいえ、食べすぎを気にしながらも「クリスマスだから仕方がないさ」、と簡単にわが身に“情状酌量”してしまうがイタリア人のいいところなのだが。

もうひとつ、イタリア人が“情状酌量”するのが、「散財」。25日の朝にクリスマスツリーの下においてあるプレゼント、というのはイタリア中の子供のお楽しみだが、大人同士もクリスマスプレゼントを交換し合うのが常で、夫婦間や両親にだけでなく、祖父母、叔父、叔母、いとこ…と親戚一同に、さらには親しい友達にもプレゼントをしなければならないので、ご当人達も実は厄介だと思っている。またお世話になった仕事関係者にも、クリスマス食材の詰め合わせなど、日本のようなお歳暮を贈ることも多い。ゆえに毎年10月の終わりから街のショーウインドーはクリスマスデコレーションでいっぱいになり、12月に入ると街中のショップが日曜も休み撤回でオープンし、クリスマス商戦に力を入れる。そうやってイタリア人達は、結局のところ毎年、何を送ろうかに頭を悩ませ、お財布を心配しながらも「クリスマスだから仕方がないさ」と山のようなプレゼントのショッピングに走るのである。

一方、正月はイタリア人にとってはさほど重要でないので、若者だけが勝手に盛り上がる。もともと冬休みは長くないが、休みが取れる人はクリスマスが終わると旅行に出かけ、街に残る人は年越しパーティやイベントに。都市部では年越しのオールナイトイベントを企画するクラブやバーも多く、31日にはみんなどこかのイベントに参加して、何かしら楽しまねばならないと躍起になる。

そして、年が明けるとあっさり2日から仕事始め。クリスマスに蓄えたおなかの肉を消費すべく、せっせと働きジムに通う普通の毎日に戻るのだ。

『J-Milano』 vol.8 Nov.2007 当たり前にあるはずのミラノになかったものたち

イタリアきってのメトロポリタンと言われる割に、ミラノには当たり前にあるはずものがなかったりする。だが、それがここ最近急ピッチで盛り返して、やっと「当たり前」になりつつあるミラノの今日この頃をご紹介しよう。
信じていただけないかもしれないが、ミラノにはデパートがなかった。ミラノに来られたことがある方は、「昔から『リナシェンテ』があったじゃないか」と言われるかもしれないが、果たしてあれを日本の髙島屋や伊勢丹と同じカテゴリーのものとして扱ってもよいものだろうか。地下食もなければ、ブランドの一つも出店していないのが果たしてデパートか!? こんな批判を覆すべく、「リナシェンテ」にルネッサンスが起こった(ちなみに「リナシェンテ」とは「ルネッサンス」という意味)。扱いは小物類だけとはいえ、今回のリニューアルによって、グッチ、ルイ・ヴィトン、アルマーニ、ディオール、MIUMIU、フェンディなどの世界の一流ブランドコーナーが中二階フロアを埋めつくした。将来的にはシャネルやエルメスなども出展する可能性があるとか。さらに食料品フロアやレストラン、1階の化粧品フロアもかなり充実。先日はディーゼルの新コレクションのイベントが大々的に行われたり、化粧品フロアではトム・フォードが来伊して、新しい香水のキャンペーンまで開いていた。まだ昼休みを取る店が多い中、連続営業で年中無休。イタリア唯一のデパートとして、貫禄を増している。

いや、“リナシェンテは唯一のデパート”といってしまっては失礼かもしれない。最近“デパートもどき”な店も実は頑張っているのだ。イタリアには「コイン」、「ウピム」、「オヴィエッセ」などといった、衣料品と家庭用品のみのチェーンショップが存在するが、特にリニューアルでぐっとおしゃれになったのが「オヴィエッセ」。どちらかというと、今までは安め&ダサめの非常に大衆的なショップだったのが、ロゴも「OVS」に一新しファッショナブルに。エリオ・フィオルッチと「BABY ANGEL」というコラボレーションブランドを発表するなど、オリジナルブランドにも乗り出している。

さて、あってしかるべきなのになかったもののもう一つが、駅のショッピングセンター。ある程度大きな街の駅には、駅ビルや地下商店街などが当たり前のように充実している日本と違って、ミラノでは他のヨーロッパへの国際電車の発着する中央駅にさえ、かろうじて日曜も開いているスーパーマーケットがあった程度でろくな店がなかった(さらに最近は市内でもいくつかのスーパーマーケットが日曜もオープンしているのでそれほど有り難味もなくなっていた)。が、現在、中央駅は大改装中で、この工事が完成した暁にはローマのテルミニ駅(数々の飲食店や多くのブティック、本屋や雑貨屋などが軒を並べる)に勝るとも劣らない施設が完成するといわれている。すでに今まで駅構内に合ったタクシー乗り場は外に移動され、その後にはショップの枠ができているが、そこにテナントが入れば、かなり立派なファッションアーケードとなる。ちなみにミラノでは中央駅の次に重要で、特に北部への列車の発着駅となっているガリバルディ駅のほうは改装も終わり、小さなショッピングセンターが駅構内に誕生している。

実はミラノは2015年のエキスポ開催都市に立候補していることもあり、この手の改良はいろいろなところで見られると思われる。先日行われたエキスポの第一次審査は好印象を残してパスしたらしく、市長も大喜び。観光客に好印象を与えるべく街がさらによく様変わりすることに期待したい。

『J-Milano』 vol.7 Oct.2007 レディースコレクションの落とし子たちは・・・?

「ファッションの街・ミラノ」ミラノにはまたコレクションシーズンがやってきた。今度はレディース・・・結局のところ、コレクションといわれるものは年4回あるので、ファッション関係者は始終半年先のことばかりを考えているのである。

今年のレディースコレクションは9月21日から28日、例によってファッションショーや展示会やイベントなど、2008年春夏シーズンの新コレクション発表が行われた。今回はレディースコレクションゆえ、盛り上がり方はメンズコレクション時期以上。街はいっそうファッションヴィクティムたちに溢れ、ミラノが久々に「ファッションの街」たる威厳をアピールしていた。

さて今回も、イベントやショップオープンなどでは、かなり大きなニュースが飛び交った。今回目立ったのが、ファッションをテーマにしたいくつかのアート展で、いずれもコレクションシーズンにオープニング。まずは、“パンクの女王”の異名をとり、ファッションシーンにロックテイストを盛り込んでカリスマ的人気を誇る、イギリス人女性デザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッドのこれまでの偉業が、ミラノのパラッツォ・レアーレにて展覧会に。これは2004年からロンドンのビクトリア&アルバート博物館を皮切りに全世界を回ってきた展覧会だが、とうとうミラノにやってきた次第。

コレクション期間中の24日にはパーティも開かれて、世界中のファッション関係者が大いに盛り上がった。ちなみにこの展覧会は来年の1月20日まで開催される。また、同じくパラッツォ・レアーレで、ジャンパオロ・バルビエリとデビッド・ラシャペルという2人のファッションフォトグラファーの写真展も開催されている。これらの開催は11月25日まで。

さて、ファッションウィークには必ずブランドショップがニューオープンするのも常だが、今年もご多分に漏れず、たくさんのショップが誕生した。まずは世界のファッショニスタたちからカリスマ的人気ブランドとしてあがめられている「マルタン・マルジェラ」の初のミラノショップがスピガ通りに誕生。多くのセレクトショップで取り扱われてはいたが、なぜかミラノにはオンリーショップがなかったので、まさに待望のオープンだ。同じスピガ通りには、「ブルマリン」と「モスキーノ」もショップをリニューアルした。またイタリアではかなりの人気の「Dスクエア」の新ショップが、ヴェッリ通りに本格的にオープン。メンズコレクション期間中に一度先行オープンしていた店が公式にグランドオープンとなった。

また、最近新ショップのオープンが続くサントスピリト通りにモダンでフェミニンなデザインで人気上昇中の「マローニ」のショップが新登場。さらに、サンタンドレア通りにはフェミニンなレディスシューズの「カサデイ」が移転リニューアルオープンしたり、ウエスタンテイストのブーツが得意な「ブッテロ」がガリバルディ通りにイタリア初のオンリーショップをオープン、さらにポルタティネーゼ通りにはカジュアルで楽しいデザインの靴ブランド「フォルナリーナ」がリニューアルオープンするなど、靴ブランドのデビューも目立った。ちなみにこれはミラノコレクションの前に、MICAMという靴の国際展示会があることも関係している。

実のところ、今年のミラノファッションウィークは、ショーのスケジュールが通常の年よりかなりタイトだったために、2時間近く遅れるというシーンもあって、連日終わりが深夜になったうえ、メインのショーがある3日間は大雨が続き、ファッション業界の人間には辛い1週間となった。それだけではなく、ショーに移動する人たちが引き起こすひどい交通渋滞やタクシー不足でとばっちりを食うミラノの普通の市民たちにとっても、実は迷惑な一週間でもあるのだが、喧騒の去った後、見どころ大の展示会や新ショップを落ち着いて回るのが、ミラネーゼのせめてもの楽しみとなることだろう。

『J-Milano』 vol.6 Sep.2007 ミラネーゼのバカンス「使命」は1ケ月街から出て●●すること

前回は、何らかの理由でバカンス中の8月もミラノに居残るミラネーゼたちについて話したが、一方今回は典型的なイタリアのバカンスのお話し。繰り返すが、「イタリア人はバカンスのために生きている」。だから平均的なバカンスは、“8月いっぱい仕事は休んで街から逃避すること”。そして今年もやっぱり同じような8月がすぎた。

イタリア人にとってバカンスの王道は海。日焼けが命、のイタリア人は、小麦色の肌を目指して、微動だにせずひたすらビーチで焼き続けるのがバカンスの使命だ。ゆえに南イタリアや南欧のビーチの家(これは別荘だったり、夏の間だけの貸家だったり)で、まるまる1ヶ月を過ごすというのがイタリア人の典型的なバカンススタイルだ。ちなみに、イタリアの高級リゾート地といえば、ポルトフィーノや、カプリ、アマルフィ海岸、フォルテ・デ・マルミ、またはサルデニア、リド島やエルバ島などの島々・・・。

これらの高級リゾート地の多くには、高級ブランドのブティックや洒落たレストランやバーなどが乱立し、まるでミラノのようだ。もちろんこういうところに別荘を持って、長年変わらず通い続ける富裕層も存在するが、毎年、その夏のバカンス先に頭を悩ます(実際、バカンスのプランは年明けから始め、春先には予約を開始する)一般市民たちは、最近ではこの物価高のイタリアを避けて、より安いクロアチアなどの東欧のビーチリゾートや、まだイタリアより多少は安いギリシャやスペインなど近隣国に逃げる人も多い。ちなみにミラノの一般市民たちは今まで、ミラノから近いリグリア、トスカーナや、比較的お安めだったマルケ、プーリアなどの海で過ごしていたが、最近は外国人(特に最近はエコノミーブームのロシアや中国)によって、別荘などの買収劇もかなり多く、どこでも価格は釣りあがっているのだとか。

ただ、経済的な理由だけではなく、イタリア人のバカンスへの意識自体も少しずつ変わってきているらしい。インターネットの普及が手伝ってか、最近は7月の2週間は海、8月の1週間は山などバカンスを分けたり、「美術館巡り」や「グルメ散策」ようにテーマを決めて動く人が増えているとか。バカンスには山のような荷物を車に積み込み、旅先でも結局いつものパスタを食べ、かたくなに同じ生活習慣を守らないと気がすまなかったイタリア人達も、いろいろな情報が簡単に入手できるようになったおかげで、興味のあるテーマで新しい体験に挑戦するバカンスを楽しむようになってきたらしい。

また、アジアなど今まではあまり注目されていなかった地域への興味も年々大きくなっており、このユーロ高を利用して、今、大きく変化している中国や、物価が高くて今まではなかなか行けなかった日本に行く人も増えている。先日、日本では外国人向けの「アキハバラ」ツアーなどがニュースになっていたが、このイタリアでも、日本のイメージは「スシ」、「ゲイシャ」に「サムライ」から「ハイテクノロジー」と「アニメ」の国へと変わっている。

とはいえ、結局のところ、バカンスが開けたばかりのミラノには、やはり断然“日焼け自慢”派が溢れていた。すっかり涼しくなった街を、無理して肌をひけらかすようにノースリーブやミニスカートで闊歩するマダム、バスの待ち時間などわずかの時間に、焼けた腕を誇らしげに眺めるイタリア男・・・。いずれにしても、仕事に戻ったばかりのミラネーゼたちは、いつもより一層イライラした様子で、街は通常にもまして喧騒に包まれている。

『J-Milano』 vol.5 Aug.2007 ゴーストタウン・ミラノでの楽しい過ごし方

イタリア人はバカンスのために生きている。夏の1ヶ月のために残りの11ヶ月は我慢して働くのだ。そして待ちに待ったバカンス、8月(正確には7月末~9月頭)は、完全に国の機能が止まる。ここ数年でましになってきたが、以前はスーパーマーケットさえ閉まって、餓死するんじゃないかと思ったほどである。1ヶ月も休んでどうやって成り立っていくのか不思議に思うが、みんなが休んでいるからそれが「常識」になるのだ。取引先が休んでいれば仕事のしようがないし、物を作っても店が休んでいるから売りようがない・・・。自分だけ休んでいるわけではないからライバルに抜かれることもなければ、ボスに怒られることもない・・・。

そういうわけで、ミラノは完全にゴーストタウンになる。ごく街の中心では観光客のために開けている店もあるが、多くのレストランやホテルさえも閉まるので、観光収入にもあまり興味がない様子のミラノ。とはいえ、この不況で夏のバカンスにいけないファミリーが40%もいるのだという。筆者には数字は絶対信じられないが、とにかく何らかの理由でミラノを脱出しない人はいるわけで、そういう人たちは果たしてミラノをどう生き延びるのか?

実は夏だからこそのお楽しみはいっぱいある。例えば、ミラノにはアペリティーボ(食前酒)という、飲み物を頼むとおつまみビュッフェから好きなだけとって食べられるというシステムがあって、ミラネーゼに大人気。ミラノでは軽いデートのお誘いにも「今度お茶でもいかがですか」的なノリで「今度アペリティーボしませんか」と言う言葉が使われているほどだが、このために夏の間だけ夜はプールを公開し、アペリティーボ用のバーに変身するところも。プールサイドをバーにしてあり、水着で入場すればプールにも入れる「アルジェラーティ」のプールや、プール脇の庭にモダンファニチャーを並べて、雰囲気のあるバーにしている「ソラーリ公園」のプールなど、それぞれが個性的だ。

プールのバーが人気なのは、ものめずらしさに加え、オープンバーであることも大きな理由。なにしろ、イタリア人は外にいるのが大好きだ。ゆえにミラノ、夏の風物詩のもうひとつ、ナビリオも外せない。ミラノ南部にあるナビリオ運河付近は運河沿いに小さなお店やバーが軒を並べるミラノで最もINなゾーンのひとつだが、夏の間はこの付近のクルマの侵入を封鎖し、運河沿いの道路にもテーブルが並べられ、運河全体がオープンバーに変身する。運河沿いの店も遅くまで営業していたり、外国人の謎の屋台(果たして合法なのかは謎)も並び、連日遅くまでにぎやかだ。
夏の間は映画館も休みになるのだが、ミラノ郊外の公園などで野外シアター(ここでもキーワードは”外”)がオープンする。「野外」のため上映は夜1回だけだが、6月末~9月の初めまで毎日違った映画をやってくれるのもありがたい。

または7月末~10月まで街中のいくつかの教会でクラシックコンサートを行うところも。教会の音響設備はかなりよいのに加え、雰囲気も抜群、そして涼しいのも手伝って、夏の教会コンサートはミラネーゼのお楽しみのひとつとなっている。

一方、博物館や美術館などでも、夏ならではのイベントを企画しているところも多い。スフォルツェスコ城、水族館、自然史博物館、現代史博物館など様々な施設が、開館時間を延ばしてガイド付ツアーなどを開催。特にスフォルツェスコ城は、まさに8月にこそ、普段は公開しない部分のガイド付きツアーなどを企画していて、なかなか興味深い。

というわけで、バカンス難民にも優しいミラノ。愉しむことに貪欲なイタリア人は、ゴーストタウンでも幸せに暮らしていけているようだ。

『J-Milano』 vol.4 Jul.2007 「実はそんなにイケてない?」の面目躍如のファッションウィーク

世には「ファッションの街、ミラノ」と言われるものの、旅行者として来る日本の皆様からはときどき、「いや~、もっとお洒落な人が街中に溢れているのかと思いましたが、そうでもないんですね~」と辛らつなコメントをいただいてしまうミラノ。スーツをびしっと決めた“モテる”イタリアオヤジや、カラフルドレスにハイヒールでひらひら歩くミラノマダムは、どこに生息しているのやら。

だが、そんな眠れる獅子・ミラノがファッションの街としての威力を見せ付けるのが、1月、3月、6月、9月。つまり ミラノコレクションがある月である。

「ミラノコレクション」とは、ファッションショーや展示会などいわゆる一連の新コレクション発表が集中して行われる約1週間の総称なのだが、その時期には普段はナリを潜めるモテオヤジやミラノマダムたちが集まって、ファッションの街の面目躍如となる。が、それだけではない。大抵はその時期にあわせてイベントやショップオープンがめじろ押しになるので、ファッション業界とは関係のない一般の人にも、なんとなく街の華やかな雰囲気が味わえる。例えば、先の6月23~27日に行われた2008年春夏メンズコレクション(もう来年の春夏の話デス!)期間にも、それにあわせたイベントやショップオープンが。

ショップのニューオープンに関しては、まずは女性たちにはカリスマ的人気を持つ「バレンシアガ」の初めてのミラノショップがサントスピリト通りに誕生。2フロアのミニマルなショップには、人気ラインも揃っているが、目抜き通りからちょっと入った小道にあるので意外と知られておらず、なかなかの穴場かも。人気ブランドといえば、イタリアではドルチェ&ガッバーナを越す勢いで人気の「Dスクエア」が、待望のオンリーショップをヴェッリ通りにコレクション中のみ先行オープン。さらに、日本にもショップができて人気の高い「バランタイン」がサンタンドレア通りに新ショップをオープンした。このブランドのオーナー会社は、あのモンテゼーモロ家のものなので、オープン当日には、ルカ・モンテゼーモロの息子マテオ(イタリアではVIP扱い)が現れ、オープンを盛り上げていた。

また、イベントに関しては、「ヴェルサーチ」がジャンニの生前に書いた64枚のスケッチ画を街中に展示。このイラストはジャンニがダンスをテーマに描いたもので、コレクション後もそのまま展示は残っているが、さらに7月15日にはスカラ座にて、ヴェルサーチにちなんだバレエも行われるのだとか。

洋服だけでなく、この時期には「プラダ」、「Dスクエア」などの新香水のお披露目もあったが、なんといっても一番の話題は元グッチクリエイティブディレクター、トム・フォードの新香水。ファッションに興味のない方にはどうでもいいのだが、この業界の人間にとって、「トム様」といえばやはり「神様」のような存在なので、コレクション期間中もこれが大きな話題に。
追々、ミラノでのショップオープンも噂されており、ここでの展開には力を入れているご様子のトム様、コレクション期間中にはこの新香水のお披露目パーティもあり、ご本人も登場。今まではガードが固く、まったく表には顔を出さなかったトムが、パーティでご挨拶して回るとは驚きで、思わず一緒に写真を撮らせてもらった筆者であった。(「初めまして。トム・フォードです」といわれたが、そんなこと、みんな知ってるってば)。

ミラノコレクションの数日前に、デザイナー、ジャン・フランコ・フェレが急死し、追悼モードに包まれたミラノコレクションだったが、今年も相変わらず華やかに幕を閉じた。

『J-Milano』 vol.3 Jun.2007 ゴージャス&ユニークホテルラッシュでミラノに新名所乱立

日本ではマンダリンホテル等、豪華ホテルの上陸が相次いでいる様子だが、実はミラノにも同様の現象が起こっている。ミラノの高級ホテルといえば、プリンチペ・ディ・サヴォイアとフォーシーズンズが長年絶対的な地位を保っていたが、そこに数年前からパークハイアットが進出。更に昨年とうとう世界で2番目、ヨーロッパ初の「七つ星ホテル」なるものがオープンした。

それが「TOWNHOUSE GALLERIA」(www.townhouse.it)。さて、この「星」のつけ方については、全世界150カ国が参加しているSGSという連盟があり、そこが定める項目をどれだけクリアするかで星の数が決まるのだそうだが、前出の3ホテルが5つ星L(5つ星の上、というところ)なのに対して、このホテルにはさらに2つも星が多くついている理由は、どうやらバトラーサービスにあるようだ。全25室(すべてスイート)に対して、50人ほどの(早番遅番で各部屋2人ずつ、24時間体制で待機している)バトラーが、予約の際に宿泊客の嗜好や習慣を事前に把握し、究極のサービスをしてくれるのだとか。例えば、運転手付きのベントレーで送迎やダミアーニのジュエリー貸し出しに始まり、コンシェルジュサービスも充実しており、前々回登場したドルチェ&ガッバーナのレストラン「GOLD」など、予約のとりにくいレストランも当日でも予約可能、入手困難なオペラやサッカーのチケットなども手配なども可能なのだとか。ホテル自体の作りはゴージャスの極み、というよりはこじんまりしたミラノらしいモダンなデザインホテルで、レストランや公共スペースもこじんまり・・・でも、これがホテルの狙いで、宿泊客のみの完全エスクルーシブのプライベートな小空間なのだそうである。ゆえに、ホテルの外では入館のチェックがあり、宿泊客以外は制限されている。

ところで話は戻るが、ミラノらしいホテルといえば、やはり“デザインホテル”なのである。チッテリオがデザインを手がけた「ブルガリホテル」が鳴り物入りでオープンしたころから、デザインホテルブームがますます盛り上がってきているが、その駄目押しともいえるのが、去年オープンした「NHOW HOTEL」(www.nh-hotels.com/)。インテリアデザインをマテオ・トゥンが手がけ、「エドラ」やミラノの有名ギャラリー「ディルモス」、新進アーチストたちがホテルのインテリアとして作品を提供、ミーティングホールでは写真展なども開かれ、それ自体がまるでギャラリーのようなホテルなのである。もともと工場だった建物の雰囲気を残し、そこにモダンアートをちりばめたセンスのよさは脱帽だ。また各部屋ごとにインテリアは違い、各所各所に遊びがいっぱいのデザインがなされている。さらに全4階の建物では、各フロアごとに芳香剤を変えるなどユニークなサービスで、まさに五感で楽しめるホテルとなっている。ファッション関係のプレスオフィスやモデル事務所などが密集するファッションゾーンにあるため、その手のイベントなども多い、ヒップなホテルとしても知られている。

このようにミラノではこのところずっとホテルオープンラッシュなのであるが、それにもかかわらず、どのホテルも依然として(いや、さらにひどく)バカ高なのは一体なぜ? ちなみに上記2ホテルの価格帯は、公式には前者が800~4000ユーロ、後者が180~500ユーロとのことだが・・・。

『J-Milano』 vol.2 May.2007 インテリアとファッションの終わりなき蜜月

4月のミラネーゼのお楽しみといえば、「サローネ・デル・モービレ」。見本市会場で行われるいわゆる「本サローネ」に関しては、わざわざご説明するには及ばないだろうが、街のいたるところで行われ、一般の人にも公開される「フオリ・サローネ(外サローネ)」に関しては、毎年違った動きがあって特筆すべきであろう。とにかく